開発と稼働環境について

◆開発環境について

POSの開発にはWindows系の開発環境を使用。具体的にはOSはWindows10のProfessional版、主たる開発環境はMicrosoftのVisual Studio 2019のCommunity Editonを使用。

Visual Studioの最新版は2022だが、使用するOPOSが16bit技術ベースと古いので、ちょい古の2019のまま使用したほうが問題なさげ。。というか2022では別途環境を弄らないと開発環境の構築ができない模様(OPOS関連が起因?)。開発に使用する言語はC#、Visual Basicも利用可能と思われるが、VBは今後新機能の実装が行われないなど、枯れて先の無い言語らしいので、C#を選択(新機能はあまりいらないがバグ取りされない開発言語は厳しい・・)

Visual Studioのインストールに際しては.NetFramework4.8を同時にインストール、また少し古臭いが楽なのでPOS自体はWindowsForms(デスクトップアプリ)で構築する。

その他インストールしたのはハードウェアの提供ベンダが出しているOPOSドライバ。これはメーカー・製品毎にインストールの諸条件・諸手順あり。インストールについては各ハードウェアメーカー指定の方法で行うこと。(POSの場合かなり癖の強いインストールで、バッチファイルを管理者権限で動かしたり直接レジストリを弄ったり・・、インストーラもあるが利用者のことを考慮していない感じがする(少なくともPC初心者に難しい))

またデータベースもインストール。当時の最新版で無料のMySQLをOracleのサイトからダウンロード、サーバーと開発環境一式をインストールしたものと記憶。(インストールスクリプト的にPythonとかも必要だった気がする・・)

MySQLはOracleやSQLServerなどと比較しても、単純なデータセレクトなどが非常に高速、かつとても使い勝手がいい感じ。欲を言えば支援ツールなどが弱いか?高性能なPOSを作る場合この高速性はとても強い味方となる。中小規模のデータベースとしては利用価値が高い

その他としてはMySQLの開発支援ツールとして「HeidiSQL」とかもインストール

◆稼働環境について

当サイトで記載のPOSの稼働環境は以下の通り

  • 本体      ・・・ 東芝テック QT-200
  • 客面表示器   ・・・ 東芝テック TFT-QT200-12TW-R/TFT-QT200-12TJ-R
  • 据置き型蛍光管 ・・・ 東芝テック LIU-QT200-RCUW-R/LIU-QT200-RCUJ-R
  • キーボード   ・・・ 東芝テック KBD-QT200-01W-R/KBD-QT200-01J-R
  • 自動釣銭機   ・・・ グローリー RAD-380(紙幣つり銭機)/RT-380(硬貨つり銭機)
  • 固定スキャナ  ・・・ 東芝テック IS-200-G-24S-S
  • タッチスキャナ ・・・ 東芝テック HS-580
  • CAT端末    ・・・ Panasonic製INFOX端末(JT-C16U)

ただここで列挙した機器以外でも利用可能な機器は当然あるので事前検討が必要。本体はWindows系のノートPCでも可能だったり、各種機器も接続可能だったりする

  本体
 客面表示器
据置型蛍光管
キーボード
自動釣銭機
固定スキャナ
タッチスキャナ
 CAT端末